
↑チェルビニアの町からチェルビーノ(マッターホルン)の山頂までは5㎞の近さだそうだ。
7/1~7/9までのアオスタ・ドロミテ・チロルツアーの4日目。
今日はアオスタからチェルビニアまで移動し、マッターホルン=チェルビーノを眺め、それからシルミオーネへ行く予定。
マッターホルンはイタリアではモンテ・チェルビーノと呼ばれている。
国境を跨ぐ山はそれぞれの国で呼び方が違うものなのだ。
エベレストをチベット語ではチョモランマ、ネパール語ではサガルマータというのと同じだ。
規模は小さいが日本でも奥秩父に甲州側からは白石山、武州側からは和名倉山なんて呼ぶ山もある。

まずは「逆さチェルビーノ」が見られるというブルー湖へ。
昨日モンテ・ビアンコ(この山もフランス側からはモンブランだ。)が晴天の下きれいに見えて、
そして今日も本当にきれいな晴天の下チェルビーノを見ることができたのには感激だった。
風で水面が揺れるので、そんなにクリアーに映らなかったが、まぁ逆さナントカというのにそんなに重きを置いていないのでいいや。

ツアーの割りにはけっこう時間を取ってくれたので、湖の上の方まで歩いてみると牧場地となっていて、ここからのチェルビーノもきれいだった。


そして次はチェルビーノの麓の町、チェルビニアへ。
ここはチェルビーノの山頂まで近いとのことで登山基地となる街のようだ。
街に着くと本当にチェルビーノの直下という感じに迫ってきている。


イタリア側から見るチェルビーノは、写真などでよく見るスイス側からのシャープな姿のマッターホルンと違って
ゴツゴツと尖っていて、迫力はあるもののなんとなく槍ヶ岳にも似ている気がした。
ブルー湖からはあまり目立たなかった左側のピークもチェルビニアからは目立ってきていて、なんだか槍ヶ岳の小槍みたいだなと思った。
ここでも散策の時間があったので、街からスキー場横の道を登って、少しでも近くからチェルビーノを見てみることにした。
登ってみるとチェルビニアの町がこじんまりとしているのも分かる。


周囲にはミヤマキンポウゲ(日本のものはRanunculus acris var. nipponicusなので近縁種になるのだろう。)がたくさん咲いていた。
散策を終えて振り返ってみると、チェルビーノの山頂は雲に隠れていた。
このタイミングですっきりと全身を見せてくれたことに感謝したい。

次はイタリア最大の湖であるガルダ湖に突き出した温泉保養地のシルミオーネへ。
ローマ帝国時代からの温泉保養地とのことだ。
まずは別料金10ユーロを払ってシルミオーネの半島を1周するクルーズへ。
船頭さんがいろいろ案内してくれて、マリア・カラスの別荘なんかも教えてくれる。
友人がマリア・カラスなんていう最近の歌手は知らないなんて言い出して、いやいや全然最近の歌手じゃないんだけど、と驚く。
オードリー・ヘプバーンは知ってるというのでその位の時代の人だよという話になった。
半島先端のローマ遺跡のところでは海水浴ならぬ湖水浴する人々がたくさんいて、たしかに海水浴より湖水浴の方がべたつかなくていいなと思う。


そして散策時には昨日のアオスタに引き続きジェラートを食べる。
3ユーロだったが、かなり巨大。
昼はサービスエリアで自由にということだったので食べていなくてよかったと思う。


そして、いよいよこのツアー最大の目的であったドロミテハイキングを明日に控えて、その前日の宿泊地であるボルツァーノに到着した。
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テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行
- 2017/07/04(火) 23:59:19|
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