やっぱり単なる日記

日常のあれこれと登山や旅行の記録。

フジベニウツギのトンネルを行く―三国山ハイキングコース

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5月最後の週末も好天なので、歩きに行くことにした。
ただ、夕方から予定があったのであまり遠くには行けない。
ということで目を付けたのが、まだ歩いたことがなかった山中湖南岸の尾根だ。
ここなら中央線+富士急行でそんなに時間がかからずに行くことができる。
この天気なら富士山の眺望も申し分ないことだろう。

山中湖南岸の尾根は「三国山・パノラマ台ハイキングコース」という名称がついている。
パノラマ台は車で行く観光地というイメージがあったが、このハイキングコースを行くと
そこから明神山~三国山~大洞山~籠坂峠と歩けるようだ。
山中湖の南東岸に「三国山ハイキングコース入口」というバス停があり、そこから籠坂峠まで歩くか、
その逆を行くか迷ったが、「三国山ハイキングコース入口」へ行くバスが少ない。
そのバスは富士山駅を発着し山中湖を一周する「ふじっ湖号」というバスなのだが、本数が少ないので、
その始発の時間に合わせることにした。
富士山駅から登山口までのバスの乗車時間は約1時間とそこそこ時間がかかるが、
「ふじっ湖号」は観光バスを兼ねた路線バスなので、観光地の案内などの放送もあり、
車窓からの山中湖と富士山の景色もよく楽しめる。

観光シーズンだし天気もいいのでバスも混むかなと思っていたのだが、バスには登山者の姿はない。
山中湖もあんまり人気がないのかなと思いつつ、カッコウとエゾハルゼミの声が降り注ぐ登山口を行き、
パノラマ台まで来ると結構な量の車が止まっていた。
その後三国峠なども駐車している車は多く、どうやらこの辺りは車で来る人が多いらしい。
バスの便が少なくなるわけだ。

パノラマ台でも富士山と山中湖、そして南アルプスの景観は充分ともいえるが、
明神山まで登ると山中湖の形の全体が分かり、やはり高度感が全然違う。
今年は富士山の雪解けはかなり早いが、南アルプスはまだそこそこ雪をかぶっている。
そして反対側を振り返ると目の前に箱根山。
箱根山は今大涌谷の活動具合が心配されているが、その噴気は思った以上に大きく、
あれだと確かに駒ヶ岳・神山の登山道も入山規制されるわけだ。

明神山から三国峠に向かって下り始めると、フジベニウツギが沢山自生していた。
丁度花の時期で、その赤紫色の花色が青空と富士山の青に映えてきれいだ。
あの有名な一文を借りると「富士には富士紅空木がよく似合う…」といったところか。

三国山から楢木山、大洞山を経て籠坂峠へ至るハイキングコースは終始ブナとミズナラ林の中を歩くコースだった。
毒のためシカの食害を逃れられるバイケイソウの群落もあり、ここもシカが多いんだろうなということを窺い知ることができる。
眺望を期待して歩くとちょっと期待外れだが、この時期はこの夏緑樹林の新緑の中を歩くのはものすごく気分がいい。
そしてこの時期はエゾハルゼミがずっと鳴いているので、その声に耳を傾けていると無心に歩くことができる。
ただ、たまに北富士演習場からなのか砲撃のズドーンという音が聞こえてきてゾッとする。

アザミ平付近まで来ると、山火事跡なのか樹林がとぎれ再び富士山と再会することができた。
昼ともなるともう雲をものすごく纏っていて、先に眺望のいい明神山に行っておいてよかったなと思った。
この樹林が途切れたあたりにはコメツガの幼樹が育っていていて、その香りがまたなんとも清々しい。

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最後籠坂峠に下りる段階で今日の主役ともいうべきフジベニウツギがまた群生してフィナーレを飾っていた。

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  1. 2015/05/30(土) 23:59:14|
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山頂にはミヤマキリシマが残っていた阿蘇山・高岳

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今日は前線が南下し、だんだんと晴れてくるとの予報だったのでゆっくり目に宿を出て
10時半過ぎに登山口に到着したのだが、その段階でもまだ時折雨がぱらつくような感じだった。
ただ、山頂部には雲がかかっていなかったで登ることにした。

仙酔峡は観光地なのでもっと車が多いのかと思っていたのだが向かう時から車が少ない。
駐車場に着くとそこそこ停車していたが、着いてみて観光客が少ない理由が分かった。
今見頃を迎えているはずのミヤマキリシマがほとんど枯れているのだ。
阿蘇山・中岳火口からの火山ガスや火山灰で仙酔峡のミヤマキリシマが被害を受けて
花は通常の「3割程度」とは知っていたが、これではそれ以下ではないだろうか。
「3割程度」とはいえ仙酔峡のミヤマキリシマに一番期待していただけにこれにはちょっとがっかりしてしまった。
これでは登山をしない観光客はほとんど来るはずもなく空いていたのだ。
ただ、この火山灰ゆえのミヤマキリシマの群生なのだから、いずれまた見事な景観が展開される日が来ることだろう。

登り始めると樹林帯はほとんどなくすぐに岩場となる。
天気も思っていたよりも好転せず、目の前に迫る高岳は迫力がありすぎてちょっと怖いくらいだ。
ただ振り返ると阿蘇山の外輪山の向こうに昨日登った九重連山が、やまなみハイウェイから見るのとは違って
雄大な裾野を広げているのが見えて気分がよくなる。

火口壁まで上がると目の前が急に開け、丁度天気も急に回復したので気分爽快となる。
右手に目指す山頂である高岳が見えていて、その向こうの中岳火口から噴煙が上がっているが
丁度風上だったので臭いはなかった。
高岳から見ると以前観光で2度行ったことのある草千里と火口展望所が見えていて、
あの反対側にいるのだということがよく分かる。
時折雷鳴のような音を立てて噴煙が高く上がっていて、その煙が中岳の方にまで流れている。
登山規制されているわけだ。
その中岳へ向かって2人歩いて行っているのが見え、大丈夫かなと思い見ていたのだが、
さすがに噴煙がすごかったのか引き返していた。

仙酔峡のミヤマキリシマ群落は壊滅状態だったが、高岳と高岳東峰の間の谷間に
枯れていないミヤマキリシマの群落があり、登山者のみ花を楽しむことができるのであった。

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  1. 2015/05/24(日) 23:59:57|
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アセビの緑滴る九重山(中岳・久住山)は雨でも大展望だった

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今日は今回の九州の山のメインと考えていた九重山に登る日なのだが、南海上の前線が北上してくるとの予報。
朝の段階では高曇りであり、雨も降っていなかったのでとりあえず登山口の牧ノ戸峠へ行ってみてから考えることにした。
やまなみハイウェイを行くと、九重連山が見えてきた。
山頂まではっきりと見えていて、雲も被っていないのでこれなら大丈夫だなと思う。
ただ予報としてはだんだんと天気は崩れてくるようなので、最初は牧ノ戸峠から長者原まで周回するつもりだったが、
牧ノ戸峠から久住山・中岳を往復するだけにすることにした。

牧ノ戸峠に到着すると雨がぱらついてきて出発するか少し逡巡したが、
この峠から既に昨日登った由布岳がはっきりと見えていたので、それに励まされるように登り始める。
雨も時折ぱらつく程度で、撥水加工のウィンドブレーカーで防げるくらいだ。
雨がぱらついているのに由布岳や阿蘇山がくっきりと見えているのが不思議だ。
もし展望が利かなかったら今日の登山は途中でやめていただろう。
火山の登山も、こういう小さなピークとピークの間を回遊するようなものは本当に楽しい。
例えば、八甲田山、秋田駒ヶ岳、草津白根山などだが、ここも同じような楽しさがある。
ただ、九重山は雪が少ないためか雪田植物が少ないのが寂しいところだ。

九州の山に来て感じたのが、中国、韓国からの登山客が多いことだ。
中国、韓国は火山がほとんどないので、一番近くにある九州の火山は魅力的な観光地なのだろう。

久住分かれまで来るといよいよ雨は本降りとなり、ウィンドブレーカーではいよいよだめになってしまったので
レインウェアに着替える。
それでも中岳、久住山に雲がかかることはなかった。
まず最高峰である中岳方面へ向かうと御池が現れる。
中岳と天狗ヶ城のピークに登るだけではなく、池の回遊と歩きのバリエーションのバランスが良く、
回遊型登山の楽しさが際立っている。
中岳山頂からは昨日登った双耳峰の由布岳がしっかりと見えていて、日光白根山からの燧ヶ岳を思い出した。

次に久住山に行くと、こちらの方が登山者が多い。
最高峰は中岳だが、やはり名称からすると久住山の方が代表ととらえられているのかもしれない。
久住山からは阿蘇山の中央火口丘群がすべて見える。
そしてその阿蘇山の向こうに前線の雲が見える。
明日の阿蘇山は晴れるだろうか。
雨が降っているのにこれだけ展望が利いたのは本当に僥倖だった。

九重山のミヤマキリシマの見頃は6月中旬とのことであまり期待していなかったのだが、
一部見頃のところもあり満足した。
九重山の一面満開のミヤマキリシマを見るためには梅雨の晴れ間をねらうしかないが、
遠方の人間にとってはなかなか難しいことだ。
帰り道、沓掛山で雨に濡れたアセビの新緑が鮮やかだったのが印象的だった。

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  1. 2015/05/23(土) 23:59:19|
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水田が光る由布院盆地とミヤマキリシマの道―由布岳

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↑由布院盆地と西峰を眺める

3日間で由布岳、九重山、阿蘇山に登ることにした。
初日の由布岳は初めて見て登りたいと思ったのはもう11年も前のことだ。

飛行機で行くため初日は登り始めがどうしても遅くなってしまう。
そのため空港から急いで向かったので途中コンビニに寄りそびれてしまった。
由布岳はそんなに標高もないし、登山口も湯布院のすぐ近くだから観光化されていて売店くらいあるかななんて期待していたが、
着いてみたら駐車場とトイレだけの普通の登山口だった。
やはり水だけは買ってくるべきだった。
水を買いに戻るか逡巡したが、丁度登り始めた人たちの中にかなり手ぶらの人がいる。
これは地元の人は散歩の延長で登ってしまうような山なのかもしれないと、水なしで登り始めることにした。

火山なので、最初から炎天下を登り始めることになるかと思っていたのだが、最初はかなり豊かな樹林帯で快適だった。
標高1200mを超えるところまで樹林帯が続き、樹林帯が途切れると眼下に由布院盆地を見下ろすことができる。
盆地の中にいては分からないが、上から見るとこんなにも水田が多い盆地なんだなということがよく分かる。
樹林帯の樹高が低くなってくるとミヤマキリシマの花もちらほらと見かけることができた。
山頂部ではまだ開花していなかったが、中腹部ではもう見頃を迎えている。

マタエまで来ると、右手に東峰、左手に西峰と分かれる。
西峰の方が最高地点のようだが、初っ端から鎖場があるようなのでまずは東峰に登ることにした。
東峰に登ると目の前に今まで見えなかった別府方面の景観が広がる。
鶴見岳と高崎山がはっきりと、別府の市街地もぎりぎり見えている。
11年前は別府と湯布院の観光をしたのだが、ここからの景色を眺めないで帰ったのは本当にもったいなかった。
別府や湯布院に来たら、由布岳に登らないで帰るのは本当にもったいない。

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次に最高峰の西峰に登る。
こちらは思ったよりも鎖場が多い。
そのためか山頂部は東峰より空いていて、登った時には誰もいなかった。
山頂近くにはミヤマキリシマが群生しているところもあり、この時期に九州に来たのは
ミヤマキリシマの中を歩くというのも目的のひとつだったので、初日でまずその目的を達成することができた。

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  1. 2015/05/22(金) 23:59:50|
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大展望とブナの巨木とミズナラの尾根―本社ヶ丸・清八山・御坂山縦走

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その名前から前々から気になっていた本社ヶ丸。
大月市選定の秀麗富嶽十二景にも選定されているらしい。
この山だけ往復するのだとちょっとコース的に短そうなので、三ッ峠方面に抜けることにした。
ただ三ッ峠直下の「三ッ峠登山口」バス停の河口湖駅行の時刻を調べると午前中9時台、10時台、11時台の3本しかないのである。
「三ッ峠登山口」バス停から「三つ峠入口」バス停までは40分ほどのようなのだが、
そこは自家用車も通る道なのでそこを歩くのはやはり不快だ。
それだったら最初に三ッ峠に登ってから本社ヶ丸へ向かってもよいのだが、最初に富士山を見てから山に登ってまた見るよりも、
やはり山頂へ着いてから富士山が見える方が感動が大きい。
そこで、本社ヶ丸から御坂山へ抜ける尾根道を歩き旧御坂峠から「三つ峠入口」バス停に下りることにした。
これが大正解だった。

笹子駅から本社ヶ丸へ向かう登山道は東側の船橋沢を遡るものと、西側の奥野沢川を遡るものと2本あるようだが、
奥野沢川の方は標高1000m弱まで林道でつまらなそうなので、船橋沢を遡ることにした。
この沢沿いの登山道は、意外にも徒渉する場所が何箇所もありなかなか楽しい。
並びの倉岳山にも、向かいの滝子山にも似たようなきれいな沢があったが、この辺りの山には意外にきれいな沢があるものだ。
この沢が尽きると急登が始まるが、周囲がミズナラの新緑でなので気分よくどんどん高度を稼げる。

尾根出ると心地よい風も吹いていて、この位の標高の山はこの時期に登るに限るなぁと思う。
左手には三ッ峠が大きく見えていて、尾根道の先には目指す本社ヶ丸も見えている。
思っていたよりも雲が多く富士山が見えるか心配だったが、尾根道を歩いている時木々の間から
北岳が白く輝いているのが見えたとき、これなら富士山も大丈夫だろうと思った。

本社ヶ丸の山頂に飛び出すとまず南アルプスが目に飛び込んでくる。
この辺りの山は滝子山や笹子雁ヶ腹摺山に登ったことがあるが、こんなに南アルプスが目の前に見えるとは
思っていなかっただけにこれには感動した。
富士山はもちろんよかったが、この南アルプスや、甲府盆地の向こうに見える八ヶ岳、茅ヶ岳、金峰山が
こんなにも見えるとは期待以上だった。
三ッ峠からも同じように見えるのだろうが、三ッ峠は過去2回登っているが、登った時はいずれも天気が悪かった。

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途中広い岩場があり展望のいい場所があった。
そこは本社ヶ丸の山頂よりも広いため登山者たちが沢山休憩していたが、あとから思えばそこが清八峠だったのかもしれない。
清八峠からは三ッ峠方面に向かう人が多いのか御坂山方面へ向かうと登山者は誰もいなかった。
ただ、この御坂山地の尾根道には巨大なブナが多く見応えがある。
左手には時折木々の合間から雄大な富士山と河口湖が見えるし、巨大なブナは次から次へと現れるし、
この尾根道を歩くことを選んで大正解だった。

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バスの時間も丁度良く、そのバスとホリデー快速富士山の接続もよく、
結果的に本社ヶ丸→御坂山という順番で歩いて、これも大正解だった。

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  1. 2015/05/17(日) 23:59:07|
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