
↑カレンフェルトの台地を南霊仙から最高地点まで引き返すと、行きは雲の中だった対面の伊吹山が姿を現わしていた。
霊仙山にヤマシャクヤクを見に行きたいと思い始めてから早10年は過ぎただろうか。
やっと実現に漕ぎつけたが、昨日は予報だと午後から止むはずだった雨が夜遅くまで続いていた。
今日は今回の一番の目的であるヤマシャクヤクを見に行く日なので晴れてほしい。
朝、米原駅前のホテルで目覚めると窓からは陽が射し込んでいる。
これはもっと早く出発しても良かったかなと思いつつ窓の外を見ると東側の山々にはまだ雲が垂れ込めていた。
やはり山の天気の回復というのは遅れがちなのである。
醒ヶ井駅に7:12に到着すると7:30に予約していたタクシーがもう待っていてくれる。
醒ヶ井駅から醒ヶ井養鱒場へのバスは廃止になってしまったが、代わりに米原市が補助金を出している「まいちゃん号」という予約制のタクシーがある。
これは決められたポイント間を1人800円で移動できるので、これを利用しようかと思っていたのだが、
受付となる近江タクシーに尋ねると、醒ヶ井駅~養鱒場間は普通のタクシーで1500円ほどとのこと。
今回は2人で乗車するので「まいちゃん号」だと1600円になってしまうので普通のタクシーとして予約した。
普通のタクシーなので「まいちゃん号」のポイントである醒ヶ井養鱒場より少し先の南入口まで入っていただけるとのことで、それでも料金は1580円だった。
本当は榑ヶ畑登山口まで入ってもらおうと思ったのだが、道が悪いのでここまでと決められているとのことだった。
醒ヶ井養鱒場から榑ヶ畑登山口まではコースタイム1時間ほどの林道歩き。
昨日の雨で周囲の緑もしっとりと濡れていて美しいが、気になるのは濡れた林道。
というのもこの霊仙山はヤマビルが出るらしいのだ。
ヒルといえば丹沢、南アルプス深南部そして南房総という認識で、この霊仙山を北端とする鈴鹿山脈はノーマークだった。
直前にヒルが出ると知り、行くのをどうしようかと思ってしまったくらいである。
20年程前大学のゼミで南房総の清澄山へ行った時は、ヒルが上からも降ってくるし林道を歩いていても周囲から湧き出て這い上がってきた。
なのでここの林道でもヒルが出てこないか心配だったのだが大丈夫だった。

榑ヶ畑登山口からいよいよ山道が始まる。
沢沿いの道なのでいよいよヒルが心配だったが、山小屋かなやで沢を逸れ10分ほどであっという間に汗フキ峠に到着。
汗フキ峠という名称なので途中もっと急勾配なのかと思っていたが、林道でかなり標高も稼いでいたようだ。
この汗フキ峠付近が霊仙山の中でもヒルの出るポイントらしいので靴をチェックすると果たしてヒルが2匹へばりついていた。
その後も靴を時々チェックしながら新緑の道を進む。

ヒルさえ気にしなければとても気持ちの良い道だが、ところどころ急斜面が昨日の雨でぬかるんでいて滑りやすい。
見晴台のところで再度チェックするとかなり太めのヒルが這い上がってきていた。
これはちょっと気持ち悪かった。

この先石灰岩がむき出しとなってきた急傾斜地を登ると比較的乾燥した道に変わってきたのでもうヒルの心配はないだろう。

お猿岩のところまで来ると一気に石灰岩が羊の群れのように散らばるカレンフェルトの台地が広がる。
標高1000m程度とは思えない光景で、地質要因によりかなり森林限界が下がっているのだ。

途中池に向かって鳥居があったが、御神体は池なのだろう。
その池からはカエルの声が聞こえてくる。
霊仙山に生息するというタゴガエルだろうか。

この辺りでそろそろ目当てのヤマシャクヤクの群生地があるはずだ。
地図で大体の場所の目安は付けていたのだが、タイミングよくヤマシャクヤクの場所を知っている人に道を尋ねている人がいたので、簡単に群生地に行きつくことができた。

山中で一輪か二輪でも見られればいいと思っていただけに、この群生地には驚いた。


早く咲いていた株は終わってしまっていたが、まだこれから咲く株もあり、これだけの群生だと花期の短いヤマシャクヤクでもそれなりに長い期間楽しめるようだ。

花弁が薄桃色に縁取られたものも見られ、ヒルにひるまずここまで来てよかったなあと思った。

最高地点よりも三角点のあるところが「霊仙山山頂」なのは、そこの方が琵琶湖に近く里からも見える場所なので崇められていたためだろうか。

南霊仙付近にもヤマシャクヤクの群生地があると調べてきていたので行ってみたが、その群生地の花は全て終わっていた。
帰りも醒ヶ井養鱒場にタクシーを予約していて、予約しているのに遅れてくる人がいて困っていると聞いていたので、
南霊仙から近江展望台まで行き、時間が読みやすいのでそこから来た道を引き返すことにした。
それに近江展望台から落合まで下りて汗フキ峠まで登り返すより、この稜線をもう一度歩いたほうが気分も良いだろう。

最高地点まで引き返すと、行きは雲の中だった対面の伊吹山が姿を現わしていた。
行きは見えなかった風景が見えることもあるのでピストンでもつまらないことばかりでもない。
今日はそこそこの人数が登っているが、本来登山者数が少ない山なのだろうか、登山道を示すロープなどがないので、登山者は思い思いの場所を歩いている。

登山者数が少ない場合はいいだろうが、全体的に踏み荒れてしまわないか心配だ。
中にはマウンテンバイクで走っている人もいたが、さすがにそれは常識外れだろう。
帰りはタクシーの予約もあるし、ヒルに取りつかれるのも嫌だったので早足で下っていく。
でもこうやって麓にヒルがいるからこそ過剰な登山者数が抑えられ、山頂部のあの自然が守られているのかもしれない。
この山域にはヒルの森に守られるようにして、あんなヤマシャクヤクが人知れず咲いている場所がたくさんあるんだろうなと夢想した。
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- 2022/05/22(日) 23:59:02|
- 登山・トレッキング
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↑対面には雲が流れて霊仙山が見えている。明日は晴れてくれるといいなと思う。
母親が伊吹山に登りたいというので、前からヤマシャクヤクの時季に行ってみたいと思っていた霊仙山と一緒に計画することにした。
伊吹山には2002年と2016年と過去2回登っているが、いずれもGW中で花の時季にはまだ早かった。
そのため今回は5月下旬にしようかと思ったのだが、そうするとヤマシャクヤクの時季が終わってしまうため、5月中旬の3週目とした。
20年前は大学のゼミの自然観察だったので山頂駐車場から周回、6年前は麓の上野登山口からの往復だった。
今回は翌日霊仙山を登るので、行きは米原駅から山頂駐車場(スカイテラス伊吹山)まで伊吹山登山バスが出ているのでそれを利用し、
下りは麓の上野登山口まで歩くこととする。
今日は太平洋岸を低気圧が通過するとのことで関東地方は朝から雨。
新幹線車内から見る途中の静岡、名古屋は本降りの雨。
近畿地方は午後から曇りの予報だったが、山の天気の回復は遅れることが多いのでこれは天気は期待できないなと思った。
雨の米原駅に降り立ち、西口で予約していた伊吹山登山バスに乗る。
思った以上に人が並んでいて驚いたが、半分くらいの人は「JRハイキング」で来ている人のようだった。
JRハイキングの人たち用のバスも用意されていたようでバスは2台来た。
JRハイキングの人たちがたくさんいたからよく分からなかったが、バスは予約していてもバス停前のチケット売り場でチケットを買わなければならなかったとのこと。
なのでバスが来てからチケットを買いに行って最後に乗り込んでもまだ席に余裕はあったので、別に予約は必要なかったかもしれない。
米原駅からスカイテラス伊吹山までは1時間20分かかるのでトイレは済ませておくようにバス停でアナウンスがあった。
すぐ近くに座っていた老人が途中で乗務員にトイレに行きたいと言ったのか、「いや、このバスは路線バスですから…」というようなやりとりが聞こえてきた。
で、戻ってきてどうするのかと思ったら手持ちのコーヒーの缶ボトルを取り出して用を足し始めた。
車内でボトルに用を足す人は初めて見たが、それにしてもトイレは済ませておくようにアナウンスはあったし、
そもそもどうして利尿作用のあるコーヒーを飲んだのか理解しがたい。
歳を取ったからといって今までの経験が役に立つわけではないらしい。
スカイテラス伊吹山の駐車場に到着すると、思ったとおり霧の中。
ただ雨は思ったよりも強くない。
これなら歩いているうちに晴れてくるかもしれない。

初めて伊吹山に来た20年前もこんな感じだった。
5月中旬なのでもう少し花が多いかなと思っていたのだが、結局花はまだ多くなかった。
6年前、4月の終わりに来た時はアマナがたくさん咲いていた↓が、まだアマナも咲いていて、そんなに咲いている花に違いはない。
http://azmst.blog91.fc2.com/blog-entry-1043.html今年は5月が寒かったからかもしれない。

イブキハタザオ
JRハイキングの人たちが持っていたパンフレットに「伊吹山の花畑」と書いてあったが、花畑の時季にはまだまだ全然なっていなかった。
雨も弱くなったと思ったらまた降り出してという感じなので、山頂の茶屋のひとつである「宮崎屋」に入ってゆっくりとする。
座敷もテーブル席もあり、広くて快適だ。

店の隅のテーブル席に座って伊吹そばを食べていると、あれ?このシチュエーション、この場所、知っているなという感覚になる。
ただ、20年前も6年前も山頂の茶屋にには寄っていないし、これがデジャヴュというものか。
それとも伊吹の神のなせる業か。

山頂のヤマトタケル像は有名だ。
深田久弥が『日本百名山』で「お気の毒くらいにみっともない作り」と書いているが、何度も見ていると柔和な笑顔に見えてくる不思議な味わいのある像である。
ただヤマトタケルは倒された方で、伊吹山の神はイノシシなのである。
そのイノシシの神の像は前に来た時に見そびれていたため、今回探してみると伊吹山寺のすぐ横に見つけることができた。

そしてそのすぐ横に看板があり、そこにはかわいいイノシシの絵があり「いぶちゃん」と書かれていた。
ずいぶんとかわいい神様になったものだ。

伊吹山の神を怒らせたヤマトタケルは氷雨に打たれて衰弱したとの神話だが、
日本海側と太平洋側の気候がぶつかる場所にある高い山なので伊吹山は気象が激しいのだろう。
そういえば日本の最深積雪を記録しているのも伊吹山だったはずだ。

伊吹山の壁のような南面を下り始めると、やっと雲が取れてきた。
対面には雲が流れて霊仙山が見えている。
明日は晴れてくれるといいなと思う。

上野登山口から近江長岡駅までバスはあるが、今回は歩いて「いぶき薬草湯ジョイいぶき」まで行く。
途中にあった廃工場は「住友大阪セメント伊吹工場」だったらしい。

巨大セメント工場が操業停止したということは伊吹山からの石灰岩採掘は停止したのだろうか。
同じように信仰の対象だった秩父の武甲山は無残にも山頂から削られてしまったが、伊吹山は山頂部は削られなかったのはどのような違いがあったのだろうか。
ヤマトタケルが兜を奉納した武甲山とヤマトタケルを倒した神のいる伊吹山。
後者の方がやはり強かったということだろうか。
テーマ:登山 - ジャンル:趣味・実用
- 2022/05/21(土) 23:59:36|
- 登山・トレッキング
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この土日は結局天気は微妙。
本来は明日休暇を取って、日、月で赤城山の鍋割山へヤマツツジを見に行く予定だったのだが、やめて良かった。
明日は完全に雨のようだ。
ということで暇になってしまったので、ちょうど更新の案内が来ていた運転免許の更新へ行くことにした。
府中運転免許試験所は日曜日もやっているので便利だ。
今回はパスポートの更新も兼ねて証明写真を別で撮り、写真持込にしようかなと思っていたのだが、
まだ海外には行けそうもないのでパスポートの更新は見送り、よって運転免許の写真はその場で撮ってもらうことにした。
府中運転免許試験所へのアクセスは、京王線調布駅、多磨霊園駅またはJR中央線武蔵小金井駅からバスということになっているのだが、
もうひとつアクセスできるバスがある。
府中駅からのコミュニティーバス「ちゅうばす」なら、府中駅から¥100円で多磨町まで行け、そこから府中運転免許試験所まで徒歩5分程である。
コミュニティーバスなので、生涯学習センターや美術館、そして東府中駅を経て行くので片道30分ほどかかるのだが、のんびり行くのにはいい。
この路線を発見してからは毎回これに乗って行くのだが、これで府中運転免許試験所へ行く人はまずいないようだ。
ただ府中駅から府中運転免許試験所まで片道¥100で行けるバスがあるよと兄に自慢したところ、兄はとっくに知っていたようで、
さすがに兄弟だけあって考えることは同じようだ。
府中駅~多磨町へのバスの始発は8:00なのだが、朝はのんびりとしたいので9:00発のバスに乗って行った。
多磨町着が9:30で府中運転免許試験所へ着いたのが9:35ほど。
ただやはり朝一番で来るべきだったのか、試験場入口に入るまでが長蛇の列。
入口に入るまで50分はかかるというのだ。
前にいた人が電話していて「まるで東京ディズニーランドみたいになってる」と話していた。
並ぶのは嫌いなので帰ってしまおうかと一瞬思ったのだが、また来るのは面倒なので渋々並ぶことにする。
結局10:15位に入れたので予想より少し短く入るまでに40分かかったことになる。
気になったのが、視力検査のところ。
前の人が額を付けて、検査機に向かって大声を出しているのに、またそこに額を付けて声を出さなければいけない。
一応ウェットティッシュが備え付けられているのだが、完全に蓋が密閉されているものなので、
検査員がはい次、次という感じなので、それを開けて拭いてなんてしている度胸はない。
一応気持ちが悪いので、検査が終わったらすぐにマスクを交換し、トイレで顔を洗う。
まあここまでくればそんなに怖がる感じではないのだが、免許の更新が去年とか一昨年じゃなくてよかったなと思った。
この前の免許証の写真は視線が下を向いてしまっていた。
免許証の写真で下を向いているのは初めて免許証を取った時と2回目である。
なんで「下向いてますよ」と注意してくれないのだろうか。
なので今回は写真持込にしようかなと思ったのだ。
今回は写真撮影の際はとりあえず視線が下にならないようにだけを気を付けた。
東京都以外だと初めから写真持込の県もあるそうで、運転免許証って都道府県でけっこう差があるものらしい。
そういえば、東京都だと失効した免許証は穴をあけて返してくれるので記念に持っているのだが、
県によっては有無を言わさず回収されてしまうところもあるらしい。
そういった意味ではずっと東京都民で良かったかもしれない。
今回も写真を撮るとき、前の女性には、襟が曲がってますよとか細かい所まで注意していたのに、
自分の時は一切の無言。
やっぱり今度は写真持込にしようと思った。
講習の部屋も一人ずつ空きにするのかななんて思ったのだが、普通に全席詰め込んでいた。
もう感染症対策なんて言ってるだけなんだろうなと思う。
金曜日に久しぶりに居酒屋へ行ったが、ホームページには入店時の体温チェックと書いてあったのに、
そういえば入店時体温なんて計測していなかった。
まあ、実際そんなに重症化する人がいないのならだんだんとゆるゆるになるのも悪くはないのかもしれない。
自分の場合視力検査の額を付けるのが気持ち悪いのは別に流行りの感染症とは関係なく昔からだし。
ただ感染症対策なのか、窓は明け放されていて、府中運転免許試験所に隣接する武蔵野公園の緑が鮮やかだ。
梅雨を思わせるしっとりとした風が窓から吹き込み、麗しい新緑と相まって、とても気持ちのいい空気感だった。
前に新宿の都庁で免許の更新をしたこともあったが、窓のないビルの中の部屋で講習を受けるよりも気持ちがいいので、
次もまた府中運転免許試験所で更新しようと思った。
テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記
- 2022/05/15(日) 23:59:23|
- 季節・日々のあれこれ
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4年前に買った「ASOLO(アゾロ) バレイGV」と全く同じものが欲しかったのだが、今回は「ASOLO(アゾロ) ファインダーGV」
今年は久しぶりにたくさん高い山に行きたい。
高山に登るときの主力登山靴は、4年前に買った「ASOLO(アゾロ) バレイGV」だが、
そんなにあちこち登ったかなとも思うのだが、靴底(ソール)のブロックパターンの角が丸くなっている。
ということで新しく新調しようと思った。
もう全く同じものでいい。
それほど、この「ASOLO(アゾロ) バレイGV」は、高山用の登山靴として初めて足に合った靴だった。
初めてきちんとした登山靴を買ったのは、
2002年 AKU AIR8000http://azmst.blog91.fc2.com/blog-entry-123.html
これは毎回踵に靴擦れが起きた。
次は、
2010年 mont-bell(モンベル) ツオロミーブーツhttp://azmst.blog91.fc2.com/blog-entry-115.html
これは踵の靴擦れこそないものの、幅が広いようで下りの時に足が前にずれて爪が何本か内出血する。
紐の閉め方が甘いということもあるのだろうが、下る途中で何回も紐を締め直してもやっぱり前にずれる。
次は、
2012年 MERRELL(メレル) Outbound Mid GORE-TEXhttp://azmst.blog91.fc2.com/blog-entry-763.html
これは、近所のアウトドアショップのオープン記念で特別に安かったので衝動買いしてしまったもの。
初めて2Eとのことで、幅が狭くてどうなんだろうとちょっと心配だったのだが、なるほど幅が広ければいいわけではないと納得した一足。
下りでも前に足がずれないので快適だ。
でも軽登山靴になるのだろう、この靴で白馬三山を縦走したら足裏がけっこう疲れた感じがした。
ただこの靴は2019年まで7年間履いた↓ので一番履きつぶした靴かもしれない。
http://azmst.blog91.fc2.com/blog-entry-1345.html汎用性の高いいい靴だった。
高山用にと、
2015年 Caravan(キャラバン) Grandking GK68_06M を買い増し。
http://azmst.blog91.fc2.com/blog-entry-958.html
MERRELLと同じ2Eとのことだったので即決したのだが、最初は良かったのだがだんだん型崩れしたのか
なんだか幅がちょっと広くなってきたような感じでフィット感はいまいちだった。
この靴も、時々使用した後に足爪が内出血していることがあった。
この靴は2019年まで4年間しか使わなかったので比較的短かった。↓
http://azmst.blog91.fc2.com/blog-entry-1368.htmlキャラバンの靴底が減ってきたので買い増ししたのが、
2018年 ASOLO(アゾロ) バレイGVhttp://azmst.blog91.fc2.com/blog-entry-1257.html
もうこれが6足目にして、初めて文句の付け所がないフィット感だった。
モンベルの店舗で偶然履いたものだったのだが、今度買う時もこれと同じものを買おうと思った。
「春から秋にかけての日帰り登山や縦走など、多用途に使えるハイカットブーツ。40L程度の荷物を背負う登山に適したモデルです。」
とのコンセプトで冬山を登らない自分にとって必要十分である。
が、今回同じものを探したのに、ない。
ASOLOの公式ホームページを見ても、
https://www.asolo.jp.net/menu60/ファインダーGV:日帰り登山や山小屋泊に最適なトレッキングブーツ。30L程度の荷物を背負う登山に適したモデル。エルブルースGV:3000m級の岩場の縦走や残雪期の登山にも対応可能な山岳モデル。の間がないのだ。
「40L程度の荷物を背負う登山に適したモデルです。」のバレイGVはなぜなくなってしまったのか。
この辺りの登山靴を求める層は少ないのだろうか。
これはエルブルースGV(¥53900)なのかなと思ったのだが、値段もそこそこするし、セミワンタッチアイゼン装着可能とのことで、
軽アイゼンしか使わない自分にはオーバースペックかなと思ったので、ファインダーGV(¥28600)にすることにした。
ということで、
2022年 ASOLO(アゾロ) ファインダーGV
これで、夏山高山で不都合があれば、次はエルブルースGV(¥53900)に手を出して見るか。
でも、その値段だと1回はソール張替えはしないともったいないだろうな。
テーマ:登山 - ジャンル:趣味・実用
- 2022/05/14(土) 23:38:02|
- 山の話題・登山道具など
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今日は、65歳で完全に退職になった先輩の退職祝。
職場全体では退職祝の会ができなかったので、限られた数人でお祝いしようというのだ。
先週声をかけられて、人数的には大丈夫なものの、大丈夫なのかなあと逡巡したものの、
せっかくその限られたメンバーとして声をかけられたのだし、
その方には新人の時も1年半前にその課に戻った時からも大変お世話になったのだからと参加することにした。
職場の飲み会自体、2020年1月の新年会以来2年4ヶ月ぶりだし(これは前に所属していた課になるが。)
居酒屋に入ること自体、2020年11月に登山の帰りに、これから地元に帰ってしまい会いにくくなってしまう
というメンバーがいたので、小田原で飲んで以来、1年半ぶりだ。
北海道の料理がコンセプトのような感じで海鮮が多いようだ。
まず半生のようなレバーが出てくる。
レバーは嫌いなのでどうしようかと思っていると、次に刺身の盛り合わせが出てきて、エビがある。
するとこの店を予約してくれた後輩が、エビはアレルギーで食べられないというので、
レバーと交換しようと持ちかけると、いや、レバーはあまり…とのこと。
え、メニュー知らなくて予約したのかなと思ったが、レバーは他の人が食べてくれることになった。
そして、その後輩の分のエビを食べると、他からもエビを食べてくれと回ってくる。
次に、鶏のから揚げにタルタルソースがかかったものが出てくる。
すると、今回の主賓である先輩がタルタルがかかっていない野菜の所だけくれとのこと。
え?なんかアレルギーですか?と誰かが訪ねると、いや宗教上の理由で(笑)との返答。
いや、そんな宗教ないでしょと突っ込む人がいて、結局鶏肉と卵が嫌いだったらしい。
なんだ、みんな好き嫌い多いなあと突っ込んだ人が嘆く。
そんな感じで、そうそう居酒屋のコース料理ってけっこうそれぞれが食べられないものが出てきたよなと思い出す。
主賓の先輩と自分の他のメンバーは4人。
その内1人は今同じ職場だが、残りの3人は別の職場なので、一緒に飲むこと自体が10年以上ぶりだ。
でも、10年経っても飲みの席で出る話題は同じで、当時は数ヶ月おきに飲み会があって、
いつも同じ話の繰り返しだしとか思っていたが、10年も経つとそんな話がひどく懐かしいい。
そういえば東日本大震災の1週間後、余震が続く中、ガラガラの居酒屋で飲んだメンバーもこのメンバーとかぶっていた。
10年前と違うのは、当時は生大という巨大花瓶のようなジョッキで10杯以上も飲んだ人たちがみんなそんなに飲まなくなっていたことと
当時タバコを吸っていた人が吸わなくなっていたことだ。
タバコをやめていないという人も、席では吸っていなかったのは、もしかしたら今は居酒屋でタバコを吸ってはいけないことになったのだったっけ?
職場の飲み会というと全身タバコ臭くなるので、仕事の後一回家に帰り、洗濯機で回せる服に着替えて、鞄は持たずに参加するのだが、今回はその必要はなかったようだ。
ただ、原付通勤のため結局一回家には帰らなくてはならないのだが。
一回家に帰って鞄は持たずに出たので、財布だけ持って参加したのだが、帰りがけにスマホを置いてきたことがばれて、
今時スマホ持たないで行動する人いるの!?と驚かれたのだが、いるんだなあ、ここに。
休みの日も地元で買い物するくらいだったら、スマホなんて持たずに出かけることも多いのだ。
だって、スマホなんて持ち始めてまだ7年弱なんだから、別に持たなくても何も問題ないじゃないか。
テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記
- 2022/05/13(金) 23:59:02|
- 季節・日々のあれこれ
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